ディーゼル車って、独特な音がしますよね。まあ、ほとんどどれに乗っても一緒。ガラガラ…。時々魅力的な音がするやつ(個人的にはジャガー)もあるけど、ガソリン車の官能的な音に比べたら、まあ足元にも及びません。
ならば作っちゃえ、というのがこのプジョー308のディーゼル音です。↓
外観見ても音は想像できませんし、エンジン見ても駄目。こいつはもう乗って頂かないと無理なんですが、個人的には気に行っています。因みにエンジンはこちら↓
どういうことかというと、このクルマ、レスポンスをよくするスポーツモードというボタンがセンターコンソールについています。↓
通常は、スロットルレスポンスが向上したり、シフトプログラムが変更されて、よりエンジン回転を引っ張るよう設定されたり、あるいはステアリングの保舵力が重めになったりします。また、可変機構の付いたダンパーを装備する場合は、サスペンションも硬くなります。そしてこのクルマの場合は、エンジン回転に合わせて、エンジンサウンドを疑似的に作り出し、そいつをオーディオスピーカーから流しているというわけです。ガソリン車でもやっているクルマはありますが、ディーゼルの場合は劇的ともいえる変化がありました。プジョーのディーゼルは、このスポーツモードをチョイスすると、まるでV8車に乗っているような音になります。それも近いのはAMGメルセデス。敢えてそうしたかどうかは知りませんが、出し方もごく自然で違和感なしです。個人的には。中にはフェイクの音なんて嫌い…という方もいましたが、僕は嵌りました。元々省燃費で経済的、それにクリーンで維持費が安い等々、ディーゼルを積極的にチョイスする必然性はたっぷりあったのですが、それはどのディーゼルも一緒。加えて音が楽しめるとなると、これはプジョーの大きな武器になると思うわけです。
308は1.6㍑と2㍑ディーゼルがあって、それらはプジョーエンブレムの位置で見分けられます。
グリルの中にライオンマークがある方が2㍑、ボンネットの上が1.6㍑です。音に関してはディーラーに行ってご自分で確かめてください。一応録音したのですが、あまりよく聞き取れないので体感した方がいいと思います。