まだ、プレスキットが紙で配られていた時代、海外モーターショーの取材はそりゃあ大変でした。特にアメリカの場合、馬鹿でかいバインダーで各メーカープレスキットを配るものだから、用意されたトートバックではあっという間に満杯。仕方なくそれをロッカーに預けて再びプレスキット回収めぐり、なんていうことの繰り返し。もらい忘れて取りに行くと売り切れならぬ、「もうありません」コールで、泣くに泣けない状態があったりしたものです。
そこへ行くと今は楽です。プレスキットください!って、手渡されるのは全部USB。最近では紙に印刷したURLを渡し、そこにアクセスして…で終わるメーカーも多くなっています。おまけにデジタルカメラはフィルムが必要ないし、おかげでISO感度を上げておけば室内でも手持ちで十分撮れます。手ぶれ補正だってついていますから、三脚の必要もなし。おかげでもっていく荷物は紙・アナログカメラ時代の1/10程度にまで減らすことが出来ます。だから、お土産もいっぱい買えるし・・・って今年は何も買いませんでしたが…
さて、戦利品とは少々語弊があって、これはすべてプレスキットです。しかし、普通のUSBと違って、実に面白くて良くできています。↓
色々な形状があるので順番に説明しましょう。
まずは名刺・クレジットカード型。↓
ぐるりと回ってUSBが出てくるタイプやBMWのように取り外すタイプがあります。多い時は7MBぐらいの容量があるケースもありますので、後々初期化して使います。
エンブレムタイプはとっておくのに最適。↓
キャデラックのはずっしりと重く、シボレーの棒タイはそのままアクセサリーにしてもおかしくないものです。バイパーのはちゃんと本革の蓋つきです。
今年はブレスレット型が出現↓
RAMのものです。
ペン型はFCAのプロダクトインフォメーション。勿論ペンとして使えます。この手は昔からありましたね。
そして、FBですでに紹介したNSXのプレスキットはご覧のような箱入り。中にはUSBのみならず、ピューター(かな?)のミニカーが入っていました。そんなわけでこいつは一人一個限定で、頂くとプレスパスにもらった証の鋏が入れられます。
これらを使うことは実はほとんどありません。何故なら、すべてメーカーのプレスサイトに入れば見ることが出来るから。つまり後々飾りや戦利品として再利用できるというわけなのであります。古いやつはもうだいぶあげちゃったなぁ…