Quantcast
Channel: モータージャーナリスト・中村コージンのネタ帳
Viewing all articles
Browse latest Browse all 372

月間MVP

$
0
0



8月も終わり。今月も数多く試乗車に乗りましたが、まさしく月間MVPとして表彰したくなったのがこのクルマ。↓



ボルボのニューカマー、V40T3です。

今月はお盆休みもあって、いずれのクルマも長めに借りました。お借りしたのは以下のクルマ↓







そして今、このクルマをお借りしています。↓



冒頭のV40T3の一体どこが良かったのか。このクルマ、V40の新たなエントリーモデルとして設定された、1.5㍑4気筒のガソリンターボエンジンを積むモデル。夏前にディーゼルのD4が発表され、その前からある高性能なガソリンのT4、T5と併せ、V40にはT3、T4、D4、T5と揃ったわけです。とはいうものの、T4は消滅の運命にあって、ラインナップとしてはT3、D4、T5となるわけです。


なぜそうなるかというと、T4に使われていた1.6㍑ターボは、事実上フォードベースのユニット。これを完全にボルボ独自のエンジンラインナップに改めたというのが、今回のT3であるわけで、3車3様の特徴があって実にバランスの取れたラインナップになりました。


でもって肝心のT3。排気量は1.5㍑ですがライバルと違うのは4気筒であること。そしてその排気量に見合わず、152ps、250Nmという侮り難いパフォーマンスを秘めている点です。


試乗してみると車両としてのバランスの良さは絶妙です。パフォーマンスの立ち上がり感、トップエンドまでの吹けの良さ。スムーズなハンドリングと快適な乗り心地、攻めて行った時の粘り感の高さなど、個人的な印象としてはCセグメントのベストハッチバックモデルです。これまではゴルフと思っていましたが、ついにそれを凌駕するモデルが登場したという印象でした。


というわけで、栄えある月間MVPを与えたいと思います。

パチパチ




Viewing all articles
Browse latest Browse all 372

Trending Articles