職業柄、年間に乗るクルマは多分今でも少なくなったとはいえ、100車種ほどになるのではないかと思います。そんな中で最近とみに思うことは、ギア操作に関わる、シフトレバーの変化です。
オートマチックのシフトレバーと言えば、その典型はこれじゃないですか?↓
これは出たばかりのVWアルテオンのシフト周りの写真。Pから始まり、R、N、Dこれにマニュアルモードを示す+、-とスポーツモード。昔だと、この下に3,2,1とかあったりします。それが最近、下のように変化しています。
同じじゃん?と思うかもしれませんが、実はポジション的にPはありません。Pは押しボタンに変化しているのです。これはアルファ・ジュリアです。もっとわかりやすいのはこちら↓
Pのボタンがレバーの横についていて、N、R、D/Sしかありません。これはアウディQ5のもの。この種のシフトパターンが出始めた時、いわゆる電子制御マニュアルのDCTだからなのかと思いましたが、普通のATもこの形に変化してきています。↓
BMW X3。実はDCT系とAT系ではこいつの操作が少し異なります。AT系はD→Rへ操作する時、ただ直線的にレバーを動かすだけ。ところがDCT系のアウディだと、レバーは単にクリック操作だけなので、Dから一度R方向に動かしても入るのはNで、もう一度上方向に動かしてやる必要があります。これ、結構面倒です。
その究極的にシンプルになったシフトがこちら↓
これは、Pボタンがシフト根元に付き、クリックレバーは単にDとRが表示されるだけ、これは最新のボルボXC40のもの。相変わらず、シフトレバーの位置は同じですが、ご覧の通りそれが占めるスペースがどんどん小さくなっているのがわかると思います。というのもこの土地、実は東京並みに高価な土地で、ここを少しでも空けたいのです。理由は最近ダイヤル式やタッチコントロール式のインフォテイメント操作機能をここに置くメーカーが増えたから。代替案としてはこんなのがあります↓
右のウィンカーのようなコラムレバーをシフトレバーにしたのが、メルセデス。これはCLAシューティングブレーキのものですが、メルセデスは今すべてこれです。こんなのもあります↓
ダッシュセンターにボタン式としたのはアストンマーチンDB11。DB9の時代からアストンはこれで、この方式を採るのは他にクライスラー系のモデルにもあります。って、元々クライスラーは1950年代からこの方式を使ってましたけど。
いずれにせよ、シフトレバーもデザインされるようになったということで、今後も面白いデザインのシフトレバーが出てくるかもしれません。因みに上のレバー。マニュアルじゃありません。これも立派なATのレバー。クルマはシトロエンC3です。きっとデザイナーはマニュアル風に拘りたかったのでしょうね。