今日の写真はこれ。
これは1963年のニューヨークショーでデビューしたシボレー・コルベア・モンザSSコンセプトというモデル。現在はGMのヘリテージセンターに展示されているモデルです。
そのデザイン。ラリー・シノダがビル・ミッチェルの指揮下でクリエイトしたものということになっているのですが、少々気になる点が…
スロットカーファンにとって、このフロントセクションのデザインは、あっ!あれに似ている…とすぐに気が付くはずです。そう、これ↓
シャパラル2Aです。ジムホールが作り上げたシャパラルの野心作第1作。グラスファイバー製のモノコックを持つ、そりゃ斬新でしかも2速ATというレーシングカーにあるまじきトランスミッションを装備していました。このクルマのフロントセクション、コルベアとそっくりだと思いませんか?しかし、このクルマの空力デザインは航空機デザイナーのアンディ・グリーンが作り上げたものだということなのですが、そうはいってもこのクルマがサーキットに姿を現すのは1963年の後半。すでにコルベアは誕生していました。GMとシャパラルは密な関係にありましたが、果たしてシャパラル2AのデザインはGMの関与の元、行われたのか、それともジム・ホールのオリジナルか…