今日取材で訪れた某所(なんてバレバレですけど)、とあるショールームに入ってビックリ。このクルマに出会いました。↓
ぶったまげました。フェラーリ288GTOエボルツィオーネです。グループBカーとしてラリーやレースに出る目的で作られた288GTOでしたが、ラリーでの事故をきっかけにグループBそのものが消滅し、出場機会を失った幻のモデル。このエボルツィオーネは5台作られたことになっていて、基本はレーシングバーションのはずですが、このクルマは唯一のロードゴーイングに仕立てられたクルマだということです。現在も5台すべてが現存していますがから、こいつは1/5です。まさかお目にかかれるとは思いませんでした。
エボルツィオーネではない、ロードゴーイング288GTOはかつて乗せていただいたこともあるのですが、このエボルツィオーネはそれとは全くの別物。ラリーバーションのF114CRユニットではなく、F114CKユニットだと思いますから、だとすれば650psに車重はたったの1t弱というとてつもないパワーウェイトレシオを持つクルマです。良いもの見せてもらいました。
因みにこいつの隣にあったのがこちら↓
ただのF40と思ってもらっちゃ困ります。何とLMです。ノーマルのF40に対して見た目は良く似ていますが、車幅が俄然広い。おまけにインテリアやアジャスタブルウィングなど、ノーマルF40とはだいぶ異なっています。でも僕にとっては288GTOエボルツィオーネのおまけみたいなもんです。
おまけといえばこんなのもありました↓
これもただのディトナではありません。コンペティツィオーネのようですが、実は本来のコンペティツィオーネではなくて、フェラーリがそれを模してロードカー仕立てにしたもっとレアなクルマらしいですが、素性は詳しく聞きませんでした。
とまあ、とてつもないクルマが並んでいるショールームです。因みに僕の背後にはブガッティ・ヴェイロン・グランスポーツがあり、僕の左には(今写真を撮っている位置から)、ポルシェ・カレラGTが並ぶという豪華版。でもそんなものはどうでもよくて(ファンの方ゴメンナサイ)、このフェラーリの一群に魅入られてしまったのです。