我が家に初めてクルマがやってきたのは1970年のこと。その年に免許を取りました。そして購入したクルマがこれ。↓
ホンダ1300クーペ9です。40の手習いで僕とほぼ同時に免許を取った父親が購入したものですが、当然一緒に出かける時は僕が運転するケースが多かったです。
写真はうちの前で撮ったもので、1970年といえば大阪万博の年。まさに高度経済成長の真っただ中にいた時代ですが、庶民の暮らしといえば、まだまだレベルは低く、何よりもこの前の道路にしても、舗装されて何年もたっていない時期だったと記憶します。
クルマを買うにあたり、家族会議があり、父親はロータリーエンジンのクルマに乗りたいと申しておりましたが、その当時ロータリーといえば、2シーターのコスモか、ファミリアロータリーしかない時代で、僕が強力に推したこのクルマに母親の1票が入ったことで、ホンダになりました。1年半後に父はどうしてもロータリーが乗りたかったらしく、36000kmを後にしたこのクルマを売って、当時最新鋭だったマツダ・サバンナRX3GTを買い、これが我が家の2台目のクルマとなりました。
勿論当時は運転も大してうまくなかったわけですが、それにしても曲がらないクルマというイメージは強く、何度もドアンダーで怖い目にあっています。それにリアサスペンションがブニャブニャでした。コックピットはかっこいいし、何よりもエンジンは恐ろしく良く回り軽々8000rpmに届いていた記憶があります。それにドライサンプだし…
フロントグリルの印象はまさにポンティアックでしたね。横を自転車で通る女の子も今じゃ50歳を超えたおばさん…
あれから45年たつというのに、当時もらったカタログは今も大切に取ってあります。やはり初めてのクルマって、何か特別なんですかね。↓